2013年9月19日木曜日

あまり知られていない、もう1つの褒めかた





今日は、褒めることに関してです。

よく育児本などを読んでいると、“褒めることが大事” と書いていますが、実践するのはなかなか難しいですよね。


具体的にどういう褒め方が良いのかについて、本日は書いていきます。


3つの褒め方




褒める部分は、大きく分けると3つあります。

それは、「Do」「have」「be」です。


Do   ・・・ 行動や結果。テストの成績や試合の結果。勉強や練習なども。

have ・・・ 才能や容姿など、本人が持っている能力。

be    ・・・ 本人のあるがまま。本人の存在。


基本的に、褒める際には「Do」か「have」がほとんど。

勉強の点数が良かった、勉強ガンバった、授業態度良かった。

これは全て行動を褒めています。(つまり、「Do」)


顔がカワイイ、頭が良い、絵がうまい。

これは、その子が持っている能力を褒めています(つまり、「have」)


では、「be」はどういうものかというと、どんなことにも関わらず相手のことを全て受け入れるものです。


「あなたがいてくれて嬉しい」

「大切な存在だよ」


褒めるとは少しニュアンスが違うかも知れませんが、これが「be」です。



なぜ、優等生が急に挫折するのか?




優等生だった子が、エリート学校へ行って成績が落ちてグレるなんて話がよくあります。

それは、“勉強出来る自分”がずっと褒められてきたから。


「Do」(テストの成績が良いね)
「have」(頭良いね)


この2つばかり褒められてきたので、「頭が良い自分、勉強出来る自分をみんなが褒めてくれている」と本人は感じるようになります。


みんなが褒めてるのは“勉強が出来る自分”であって、それ以外の自分ではないと思ってしまうのです。


勉強が少し出来なくなると、みんなが思っている自分ではなくなります。

つまり、褒められるような人間はないと感じてしまい、存在が否定されるような気がするのです。

その結果、学校へ行かなくなったり、自暴自棄になるなどの行動があらわれます。


あるがままを褒める



褒めることに関して大切なのは、その子のあるがままを褒めることです。

受け止める、受け入れるという感覚。

おじいちゃんやおばあちゃんが孫と関わるようなイメージです。

勉強が出来なくても、ちょっとくらいやんちゃでも「かわいい、かわいい」と褒めます。

「それは甘やかすことにならないのか?」と思われるかも知れません。

けれど、甘やかすこととは違います。

良いところも悪いところも全て受け止める。

大切な存在だと伝えることが、beを褒めるということです。



まずは、受け入れるところから



あるがままを褒めると言ってもなかなか難しいと思います。

まずは、全てを受け入れるところからはじめてください。

どうしても欠点や悪いところばかりが目につくと思います。

それは、期待の裏返しでもあるので仕方がありません。

けれど、良いところも悪いところもあってこそ人間。

全てを引っくるめて大事な存在。

悪いところを(たとえば、勉強しないこと)を認めるということではありません。

勉強しない部分があるということも受け止める。(勉強しないことも良いということではなく)

そういう欠点もあると受け入れた上で、全てを愛する。

それがあるがままを受け入れるということです。

全てを受け入れることが出来れば、しかり方や接し方も変わってくるはずです。


偉そうなことを言っていますが、私自身も全部が全部出来ているわけではありません。

生徒が騒いでいたらイライラすることもあります。

けれど、“受け入れる”ということを大切にするよう心がけています。

「愛している」という気持ちで包み込むイメージを持って、子どもとはいつも接しています。

言葉にはあまりしませんが、きっと子どもには伝わっているはず。



まとめ



まずは、全てを受け入れるところを意識してみてください。

それがある程度出来てきたら、チャレンジにある言葉かけをおこなってみましょう。

照れなどもあるかと思います。

目を見つめて、力強く言う必要はありません。

気軽に「あんたなら大丈夫やで〜」くらいの軽い感じでも良いです。

あるがままの自分を認めてもらえていると子どもはわかるだけで嬉しいので。





【オススメチャレンジ】





あるがままを褒める言葉がけをしてみましょう!


「あなたなら大丈夫!」

「信頼しているわ!」

「あなたがいてくれて嬉しい」 などなど。


○○が出来るから好き。

○○したから偉い。

行動や結果、才能、能力など関係なく、お子さんのあるがままを褒めてあげてください。










2013年9月12日木曜日

どうすれば、自信を持った子になるの?





今日のテーマは、“自信” です。

私たちD.LIveでは、「自信をつける」ということを大切にしています。

自信が持てれば、意欲が高まり、自ら進んでチャレンジするようになります。

では、どのようにしたら自信をつけられるのでしょうか?



継続と達成感





自信がつくときは、大きく分けると2つです。


1. 継続して、取り組めた

2. 出来なかったことが出来るようになった 



継続すれば、自分への信頼が高まる


なにかを続けると、小さな自信が芽生えます。

たとえ1週間でも「毎日5時に起きる」という目標を達成したら、大きな達成感になります。

継続するというのは、結果が目に見えやすいのです。

「ピアノに5年通っている」

「スイミングには3歳からずっと行っている」

たとえ、家であまり熱心に練習していないとしても、レッスンに行っていた回数を数えると相当な数になるはずです。

継続して取り組むことが出来れば、自分への信頼が高まります。

信頼が「自分でも出来るんだ!」という自信になります。



出来ないことが出来るようになったときの達成感



今まで出来ていなかったことが出来るようになると自信になります。

出来ていなかったというのは、チャレンジしたけどうまくいかなかったことは当然。

他にも、今までやったことがなかったことや出来ないと思っていたことも入ります。

こどもしゅっぱん社では、子ども達で取材へ行きます。

道行く人に声をかけるのは、彼らには初めての経験。

2時間ほど、誰にも声をかけられないといったこともありました。

けれど、取材しなければ記事が作ることが出来ないので、勇気を振り絞ってなんとか声をかけます。

初めのうちはたどたどしく話しますが、繰り返しおこなっていくうちに自然に会話が出来るようになってきます。

「声をかけることが出来た」

それだけで、子ども達の表情は変わります。




まとめ



大人が思っているよりも小さなことで子どもは自信を得ます。

友達に褒められたりすると、それだけで大きな自信になります。

ただ、誰かに褒められるというのは非常に微妙です。

褒められるというのは相手次第になるので、ガンバったからといってみんなが褒めてくれるとも限りません。

褒めることはもちろん大切ですが、それよりもなにかに取り組み、「これが出来た!」という達成感を得るほうが効用は長く続きます。

ぜひ、お子さんの「出来た!」の数を増やすことに取り組んでみてください。

1つ1つの「出来た!」という経験が、子どもの揺るぎない自信につながります。




【オススメチャレンジ】



『1週間、なにかを続けよう!』


コツは、少しだけガンバったら出来ること。

そして、やろうと思えば簡単にできること。

今まで、なかなか宿題をやらない。

遊びに行く前に宿題をしなさい!と言っても聞かない。

こういう場合だと、「遊びに行く前に宿題をする』という目標を立ててしまいがちです。

けれど、これはなかなか難しい。

ならば、『遊びに行く前に、机に宿題で使うノートと教科書を広げる』という目標にしたらどうでしょう?

出来たか出来なかったかが視覚でわかるように、冷蔵庫や部屋にマルとバツを書くチェックシートを貼ると効果的です。

難しいことに取り組むことも大切ですが、まずは簡単なこともで良いので「続けられた」という自信を得ることが重要です。










2013年9月5日木曜日

夢を叶える方程式





私は、どんな子にも可能性があると思っています。

今、D.Liveをおこなっている原動力は自分のことを諦めている子どもたちをなんとかしたいという想いです。


学校では、どうしても勉強や運動しか評価されません。

減点主義で出来ないことばかりに目がいってします。

ほかの子と比べてしまう。

子どもに「どうして、なにも出来ないと思うの?」と聞くと、テストの点数が悪いとか、運動が出来ないとか言います。

勉強や運動が出来ないだけで、自分を全て否定しまうのです。


人には、必ず可能性があります。

それは、子どもだけに限らず。

どんなことだって出来るし、どんな人にだってなれる。

「こんなことが出来た!」「これって、自分得意なんだ!」

そんな自信をつけてもらう機会を私たちの団体ではおこなっています。

自信がつくと、自分の可能性が信じられるようになります。

「出来ない」と言ってた子が「こんなことしたい!」と言うようになります。

どんどん意欲が出てくるのです。

子どものいろんな良さを引き出したい。

可能性を見つけてあげたい。

得意なこと、好きなことを見つけるキッカケを作りたい。

それが、私の個人的な想いです。



努力すれば、夢は叶う?




“誰でも努力すれば報われる”

残念ながら世の中そんなに甘くはありません。

どうしても、才能というのはあります。

誰にでも可能性はあるけれど、どんな人もプロ野球選手になれるわけではありません。

ただ、決して才能が全てではありません。

夢や目標を実現するためには、方程式があります。


『 努力 × 才能 』


それぞれ5点満点。

才能が5で、5の努力をすれば25で最高点。

才能が5でも、1の努力しかしなければ5点。

才能が3でも、5の努力をすれば15点。


才能が全てでもなく、努力が全てでもありません。

この2つがあわさって始めて結果がついてきます。



努力の楽しさを!




私は、こどもしゅっぱん社や今の活動を通して
子ども達に「努力する楽しさ」「努力のおもしろさ」を伝えたいのです。

なにかに取り組むときは、うまくいかないこともたくさんあります。

けれど、一所懸命に努力したことで、今まで出来なかったことが出来たり、見えなかった世界が見えるようになります。

ガンバることが出来る子は、どんなことがあってもきっと大丈夫。

学校だけで見つけられないその子の良さ。その子の可能性。

それらを引き出すのが、私の仕事だと思っています。


ご家庭では、まずは才能など考えず、お子さんが“5の努力”をするお手伝いをしてあげてください。

はじめはどんなことでも良いです。

好きなこと、興味が持てることであればなんでも。

クロスワードパズル、マンガを描く、本を読む。

ガンバってなにかを成し遂げた!

その実感が自信につながります。

その自信が次への意欲に変わります。


親子で同じチャレンジするのはどうでしょう?

『今週、本を1冊読む』という目標を立て、お子さんだけではなく親御さんも一緒にチャレンジ。

親のガンバっている姿には、きっと子ども達が感じることは多くあるはずです。

どんな課題(チャレンジ)でも良いので、楽しんで親子で取り組めることをぜひやってみてください。



【オススメチャレンジ】




『親子で同じ課題にチャレンジしてみよう』


課題と期限を決め、いざチャレンジ。

優劣を決めるのではなく、「達成」することが大切です。

課題のレベルは、それぞれ個人に合ったものにしましょう。

親御さんのほうは、より難しい課題だと「ガンバっている感」をお子さんに見せられるのでオススメです。









2013年9月2日月曜日

勉強なんて誰でも出来るようになる


今回は、勉強について。

どうしても、子育てをする上で“勉強”で頭を悩ます機会は多いはず。

小学校などで子ども達にも話していることを書いていきます。


勉強は、コストパフォーマンスが高い




どんなことにも才能というのはあります。

どれだけ野球が好きで、努力したとしても、センスがないとプロの域には到達しません。

努力は必要ですが、努力したからといって全てが結果に結びつくわけではありません。

しかし、勉強は違います。

やればやっただけ結果に結びつきます。

入試という話になると、傾向と対策など戦略面も必要になってきますが、学校の勉強に関しては勉強した分だけ結果に繋がります。

テストでは、出題範囲が決まっており、どんな問題が出るかまで先生が教えてくれることもあります。

野球の試合でピッチャーが、「ストレートを外角低めに投げるよ」と言ってくれるでしょうか?

勉強は、“やる”か“やらない”かだけなのです。

トップクラスの成績を望むのであれば、そこには記憶力なども影響するかも知れません。

しかし、“良い成績”を取るだけなら、きっとどんな子でも出来ます。



勉強は、楽しい?




【勉強が得意な子】
「わかる」 → 「楽しい」 → 「もっと知りたい」 → 「学ぶ」 → 「わかる」 → 「楽しい」

【勉強が苦手な子】
「わからない」 → 「楽しくない」 → 「勉強イヤ」 → 「勉強しない」 → 「わからない」 → 「楽しくない」


勉強が得意な子と苦手が子では、それぞれ上記のようなループが出来ています。

苦手な子が得意になるためには、得意な子のループをなぞれば良いのです。

「わかる」「出来る」という実感を得られると、勉強はだんだん楽しくなってきます。

しかし、勉強してすぐわかるようになるわけではありません。

勉強に苦手意識を持っていると、「わかる」に行くまでがとても長い道のりです。



まずは、興味を持つことからはじめる




「俺、頭悪いし。。。」

子どもの口からよく聞きます。

けれど、それは勉強していないだけです。

勉強すれば、どんな子だってきっと伸びます。

かと言って、いきなり問題集を目の前に置いて、「さぁ、勉強しなさい!」とやったところできっと拒否反応を示すでしょう。


まずは、勉強に関することで興味を持つことがとっかかりになります。

歴史に興味があるなら、大河ドラマを見たり、実際にゆかりの場所へ行く。

理科なら、家で実験をしてみる。

科学者の伝記を読むことも、興味を持つキッカケになるかも知れません。


数学って実はおもしろいの?



私自身は、文系ということもあり数学は苦手です。

けれど、「あれ?」と思ったことがありました。

映画にもなった『天地明察』という本を読んだときです。

主人公が、嬉々として数学の問題に取り組む姿が描かれておりました。

今まで「おもしろくない」と思っていた数学をこんなにも楽しそうに、まるでゲームをするかのように問題を解くところを見ていると、「あれ?数学っておもしろいの?」と思うようになりました。

数学が今までつまんないと思ってたけれど、その一方で「おもしろい」と思う人もいる。

ということは、「自分はそのおもしろさにまだ気がついてないだけではないのか?」と考えるようになりました。


勉強が嫌いな子がいる一方で、勉強が好きで好きでたまらずに、ずっと勉強をしている学者の人もいる。


「それはなぜなんだろう?」


そんなことを親子で話してみるのも良いかも知れませんね。